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http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20061130i503.htm?from=main5
実相寺監督が亡くなった。
まだ60代なのに、早すぎる。メビウスで撮ってくれるんじゃないかとひそかに楽しみにしていたのに…
ウルトラシリーズの遺作は、ウルトラマンマックスの「狙われない街」。あのメトロン星人の「バイバイ」は、今思うと感慨深いものがある。
実相寺監督のおかげで、atg映画に、鈴木清順に、寺山修司に、江戸川乱歩に、夢野久作に、岸田森に出会えた。自分の趣味の根っこには常にこの人がいた気がする。この人のせいで、変なもの好きになったとも言う。
円谷作品では、「第三惑星の悪夢」「呪いの壺」「京都買います」「ヒトガタ」「狙われない街」が特にお気に入り。特に「ヒトガタ」は番組自体マイナーだったためにファンの間でもあんまり名前が出ないけど、傑作だと声を大にして言いたい話。リアルタイムで放送を見た数少ない実相寺作品だから思い入れも強いのかもしれない。
劇場作品はあまり見てないけど、「宵闇せまれば」や「曼荼羅」には圧倒させられたし、短編の「春への憧れ」では日本の風土の映し方にハッとさせられた。
ウルトラシリーズでもまだティガやダイナの監督作は見てないし、初代の監督作も小さい頃見たきりでほとんど内容を覚えてない。劇場作品は見ていないのがまだいっぱいあるし、実相寺監督にはまだまだ楽しませてもらえそうだ。
謹んでご冥福をお祈りします。
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2006.11.29 かみんかみん
◆夢野久作全集第6巻
はじめて自信を持って好きな作家だと言える作家に出会えた気がする。
それなのに、三一書房の全集が1巻だけ抜けてるとかありえないだろ前橋市立図書館……1巻の収録作が実質ベスト版みたいなもんなのに、この仕打ちは酷いだろう。
買うにしてもほとんどが今や入手困難だし、青空文庫なんて邪道の中の邪道だし、別の作家の作品も入ったオムニバスでもコツコツ借りていくしかないかな。
6巻からは「人間腸詰」「少女地獄」と有名なやつだけ摘み読み。姫草ユリ子萌え。
わんかぷ てんせんす かみんかみん
2006.11.27 薔薇の園
◆マルホランド・ドライブ 02/米 監督:デヴィッド・リンチ
マルホランド・ドライブ
序盤で壁の死角から男が突然出てくる場面があったので、その後もまたどっかの死角から誰かが飛び出してくるんじゃないかと不安だった。ホラー映画じゃないのに。なんとなく全編に不安感が付きまとうのは、リンチ映画で唯一他に見たことのある「エレファントマン」も同様だった。
話は、全く理解不能かと覚悟して見たけど、案外理解できてしまった。前半が主人公の妄想、後半が現実世界というのはなんとなく直感で分かった。そのあと解説サイトを読んだけど、すごいわ、分からなかった場面が全て一本に繋がった。こういう楽しみかたのできる映画もいいなあ。

◆機動警察パトレイバー the Movie 89/日 監督:押井守
機動警察パトレイバー 劇場版
平成元年の時点で、OSやウイルスの概念が分かった観客はどれだけいるんだろうか。やっと時代が追いついた映画なんだろうなあ。当時は難解だったんじゃなかろうか。今じゃ聞きなれたコンピュータ用語でロボの構造が出来ているってのはなんだか身近に感じられて、決してありえない話ではないんだろうなあとワクワクする。今でこそ知的好奇心をくすぐられる映画。
川沿いの二階建て木造住宅って「攻殻機動隊」にもあったけど、あんまり日本の風景っぽくないよなあ。東南アジアっぽい。

◆メゾン・ド・ヒミコ 05/日 監督:犬童一心
メゾン・ド・ヒミコ 特別版 (初回限定生産)
やばい、オダギリセクシーすぎ。体のラインエロすぎ。
ジョゼ虎よりこっちのほうが好きかな。普通じゃない人たちのコミュニティーモノはツボだなあやっぱり。ゲイ専用老人ホームの物語だなんて、もう題材だけで面白そうだ。
途中で挿入されるアニメ下手すぎw もうちょっとどうにかならなかったのか。
海を見る人
次はハードSFちゃん!
と言っても全部読んだわけではなく、最初の二編で挫折。
難しすぎ。大まかな流れは分かるけど、科学的な記述が理解できないとなんだか読んでて損しまくってる気がしたので中断。分かっちゃいたけど、ホントに理系向けだった。ハードの名に恥じないハードっぷり。「うたわれるもの」の終盤くらいのSFが俺の限界だよ。今度はもう少しやさしめなSFを探してみるか。とりあえずハードSFがどんなもんなのかが理解できたのでいいか。
十角館の殺人
最初のターゲットはミステリーちゃん!
「新本格」というミステリー界の流れを作った作品だそうで。ほー。
エラリイをホスト部の環、カーをボウケンジャーの真墨、ルルウをARIAのアル君、ポウをブリーチのチャドで脳内で当てはめて読んでしまった。こんな読み方ですいません。環ハマり役すぎ。
文章でミステリーを読むのは「かまいたちの夜」シリーズ以外でははじめてだったけど、面白かった。館シリーズ他のも読んでみるか。

以下、ネタバレ。
仲間同士が偽名で呼び合ってるミステリーは、それ自体がトリックになってるってことは金田一の「電脳山荘殺人事件」で分かってたはずなのに、すっかり騙されたぁぁ!エラリイの推理にすっかり誘導されてしまった。
トリックは不確定要素多すぎる気もしたけど、それはプロローグで犯人自身が自覚してるからいいのか。
今日から修行に入ります。
その名も、読書修行。
最近は某所で小説を書いたり書かなかったりなんですが、これまで本らしい本をほとんど読まずに生きてきたので、これで文章力が上がるはずがないなあと。
一応、書き始めた頃よりは上手くなったとは思うんだけども、これ以上の上達を望むなら、やはりプロの書いたものをきちんと読むほかはない。
なので、出来たら四日に一冊読み終えるくらいのペースで読書にチャレンジしたいなという。
とりあえず目標は一ヶ月間。数日で挫折するかもしれない。

俺が小説あまり読まなかったのは、作者の中で自己完結してそうなのが嫌だったからかな。
映像作品みたいにいろいろな人の手を渡って作られたもののほうが、興味をそそられた。
それが読書修行でどう変わっていくか、自分で自分が見ものではある。
◆SAW ソウ 04/米 監督:ジェームス・ワン
SAW ソウ DTSエディション
第三弾まで作られるような映画だとは到底思えなかった。同タイプの映画だと「CUBE」の足元にも及ばない。ガチャガチャした演出が雰囲気ぶち壊し。バスルームに閉じ込められた閉塞感が感じられない。オチはなんだそりゃ。

劇場予告編

◆家族ゲーム 83/日 監督:森田芳光
家族ゲーム
今見ると、これでも結構いい家庭に見えてしまうという怖さ。これじゃ俺んちも松田優作にちゃぶ台ひっくり返されても文句言えないわ。
次男はいじめられてるという設定だけど、これはどう見ても悪ガキ同士の喧嘩だ。「自分の時代もいじめはあった」と言うおじ様達の時代のいじめと今のそれとは別物なんだろうなと。現代のいじめに近くなるのはこの映画の3,4年後くらいからですかね。
ハッとさせられる映像も多くて、全編BGM無しなのに見ていて飽きなかった。芝生の茂った校庭の緑色が目に焼きつく。家族で並んで食事している場面は、「ウルトラマン」のスカイドンの回を思い出した。
本筋にはほとんど関係のない「糞垂れ流し事件」の話が面白くてしょうがなかった。役者が演技しながらマジで笑ってるっぽかったのがw
ラストの食卓の場面はもう何度も見てしまった。もう見るたびに笑えてしょうがない。シュールすぎ。
◆ウルトラマンタロウ VOL.1
ウルトラマンタロウ VOL.1
メビウスの復習のつもりで借りたけど、これが予想以上に面白かった。
特撮セット出来よすぎ、光太郎かっこよすぎ、音楽よすぎ、話面白すぎ!
セブンも最近ちょっとずつ見てるんだけど、正直タロウのほうが好みかもしれない。娯楽番組として完成してるなあという印象。まさか今見ても笑えるとは思わなかった。朝比奈隊長いいなあ。
4,5話は特に傑作。罪のない親子怪獣を、人間が平穏に暮らすために倒していいのかという話。ノンマルトや怪獣使いの上原正三らしい話だけど、直球な分タロウのこれが一番考えさせられたし、ちょっと泣きそうになった。もっと評価されていいと思う前後編。前回のメビウスの、「我々からすればウルトラマンは地球人の武器なんだよ(うろ覚え)」ってセリフを思い出した。いつの時代もウルトラマンは常に矛盾を抱えて戦ってるんだなあ。
単体の話としては悪くはないけど……「怪獣使いと少年」の続編として見るとちょっと期待はずれ。
リュウが話の展開に都合よく利用されすぎな印象。いくらリュウでも、ミライから進んで近づこうとしているビオに向かって撃つのには違和感が。ビオがミライに近づいてきているのなら分かるんだけど。
それに、「街が大変なことになってるんだぞ」のセリフを使いたかった気持ちはすごく分かるが、前作のセリフと重みが違いすぎるし、リュウが言うのもなんだかなあ。
園児たちがビオにハンカチを差し出すところなんて、あまりに偽善的で見ていられなかった。普段の話なら感動できたかもしれないが、「怪獣使いと少年」と直接繋がる話でこういう綺麗事を使うのはいただけない。あの場面はどうしても、あれが人間体じゃなくてメイツ星人の姿のままだったら園児たちはどうしたんだ?血が流れてて痛そうにしててもやっぱり逃げるんじゃないか?と考えてしまう。
もう一つ違和感があったのは、ビオが地球の20パーセントを譲れと言ってきたところ。あくまでも個人的な憎しみで起こした行動なのに、こういう要求を求めてくるのはやりすぎなんじゃないか。
ビオも怒りのあまり気が動転してたのかもしれないが。人間体の役者の顔つきからして、お隣の国を風刺してるんだろうけど、蛇足に見えた。
他にも、前作で扱った問題に対してだいぶ触れてないなあと思う部分もいくつか。
でもまあ、前作があまりに異端すぎて子供番組としては大失敗作だとも思うし、本来ならこのくらいの軽い問題提起がちょうどいいのかな。
未来に希望を持たせない、いつまでたっても差別はなくならないといった話だったら、それはメビウスの物語としてはやっぱり違うわけだし。
連続モノのメビウスより、一話完結のマックスでやったほうが上手くいったんじゃないかなあという気もする。

今回の脚本を書いた直木賞作家の朱川湊人だが、予習のためにちょっとだけ著書を読んでみた。「都市伝説セピア」という本に載っている「フクロウ男」「昨日公園」「死者恋」を読んだんだけど、今回は持ち味を出せなかったのかなという印象。
あと2作書くそうなので、そっちに期待したい。

八木監督の演出はとても良かった。
雨の中でのムルチ戦や、雨に打たれてビオが打ちひしがれる場面はグッとくるものがあったし、横一列に並んでいる園児の向こうをUFOが飛んでいるのを引きでとらえた場面はシュールで印象に残った。
ローテーション入りしている監督では小中と並んでトップクラスだと思うんだけど、あんまり話題にのぼらない人だなあ。

特撮の一つの話でエントリーまるごと使ったのは、最終回や初回を除けば去年の「胡蝶の夢」以来か。あの時はただただ実相寺マンセーで書いたけど。
話自体は消化不良だったけど、色々語りたくなる話だったと思う。放送後一日経って冷静になってみると、じわじわと今回の評価が自分の中で上がってきてるような気もするなあ。もう一回見てみようかな。
今朝、「今日放送されるメビウスを見た夢」を見た。どんだけ期待してるんだ。ちなみに今日の放送は、帰ってきたウルトラマン「怪獣使いと少年」の続編。直木賞作家の朱川湊人の脚本ということもあって、必要以上に期待してしまう。たぶん感想書くと思います。そういえば今日は雨。まさに怪獣使いと少年の続編の放送日にふさわしい天気になった。
http://www.youtube.com/watch?v=gePgN0_6X2g
前作予習はここで。

◆フィールド・オブ・ドリームス 89/米 監督:フィル・アルデン・ロビンソン
フィールド・オブ・ドリームス
図書館で借りる。ケビン・コスナーを見ると、どうしても「警備員押すなー」ってネタを思い出してしまう。メジャーリーグはおろか国内の野球にもほとんど興味がない僕ですが。もっと感動大作な作りかと思いきや、意外と地味でまったりした話。でも、それが見ていて心地よい。アイオワのトウモロコシ畑の中に作られた野球場ってのがいい風景だなあ。見に来る人から金取るみたいなセリフで急に現実に引き戻されたようで萎えたが。この映画の公開後、アイオワの人たちがこぞって畑潰して野球場作ったとの逸話もあるそうで。ケビン・コスナーの奥さんは理想的なキャラクターだ。こういう性格の奥さんが欲しいわ。

◆サマータイムマシン・ブルース 05/日 監督:本広克行
サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション (初回生産限定価格)
「と言いつつ、○○してみたりして」の繰り返しネタが最高。
最近SFに興味を持ちはじめていたので、この温さはちょうどよかったw 最初の15分は仕込みで、それ以降の展開で序盤の物語の意図がだんだんと分かってくるドミノ倒しのような構成が楽しい。あとは、やっぱり大学のサークルでのくだらない馬鹿騒ぎの面白さ。大学生と言うより高校生のようなノリだけどw 本広監督、こういう演出ができる人だったとは。
全体的に俺好みの映画でした。こういうタイプの映画があるから邦画はやめられない。

劇場予告編
◆DEATH NOTE デスノート 前編 06/日 監督:金子修介
映画「デスノート」オリジナル・サウンドトラック SOUND of DEATH NOTE
こんな早い地上波放送ははじめて見た。
監督つながりで、ウルトラマンマックスの主人公カイト役の青山草太が松田を、エリー役の満島ひかりが月の妹を演じている。二人とも結構目立つ役もらえたなあ。
原作やアニメを全く見ないで、映画からはじめて入った人には多少説明不足かなあという気もしないではないけど、意外と良くできていた。二時間に納めるためにずいぶんはしょってるんだろうけど、あまり駆け足にも感じなかったし、ナオミを自殺に向かわせる場面もよりドラマティックになってていい改変だなあ。電車でのVS細川茂樹は、この間放送したばかりのアニメ版よりも緊迫感があって面白かった。
月は原作に比べて天才っぽさが半減。でも、冒頭の六法全書を片手にした場面なんか見ると、意図的に変えてるのかなあという気もしないでもない。ミサはもう少し高い声のほうが良かったかな。

◆ALWAYS 三丁目の夕日 05/日 監督:山崎貴
ALWAYS 三丁目の夕日 通常版
VFXを担当した株式会社白組は、現在「魔弾戦記リュウケンドー」でCGを担当している会社。毎回テレビ番組とは思えないようなハイクオリティーのCGが素晴らしい。他の特撮番組にも進出してこないかなあ。
役者は全体的に凄く良かったけど、もう少し無名の人が多くてもいいんじゃないだろうか。どうしても現代人が過去の人を演じてるように感じてしまうし、それぞれの俳優の他の代表作での姿を思い浮かべてしまう。
当時の町並みは味があっていいなあ、特に道路。今はどこに行ってもアスファルトだらけで味気ないですね。

劇場予告編
◆アルファヴィル 65/仏 監督:ジャン=リュック・ゴダール
アルファヴィル
初ゴダール。邦画で話が難解で眠くなるような作品は好きなんだけど、洋画でそれをされるのは苦手だなあ俺は。途中何度も寝てしまい、そのたびに意識が消えたところから見直して…を繰り返して見た。途中で何度も眠ってしまったのに気に入ってる映画はいくつもあるけど、これは駄目だった。ゴダールは村上春樹に多大な影響を与えているとか。あー、だから合わないのか。
ちなみにこの作品、ファンには有名だけど、ウルトラセブン第43話「第四惑星の悪夢」の元ネタ。
DVD ウルトラセブン Vol.11
ロジックに支配された世界や、セット無しの普通のそこらへんの風景を地球以外の星と言い張る強引さなど、共通点がちらほら。セブンではより分かりやすく、ロボット人間に支配され人間が奴隷のようになった星という設定。「第四惑星~」の方が、今でも風化してない作品と感じる。アルファヴィルがモノクロということを除いても、やっぱり昔の映画だなあと思ってしまう。やっぱり俺にはパンよりご飯、ゴダールより実相寺なのかもしれない。
にしても、アンナ・カリーナは美人だなあ。

劇場予告編
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